認知心理学・ゲシュタルト心理学って何?

 コンピューターと同じように情報処理をするものと考える認知心理学

 

認知心理学というのは、文字通り、人の認知について研究する心理学になります。話は変わりますが、学生時代に情報処理の授業があったという方も多いのではないでしょうか。情報処理の授業ではコンピューターを使ったかと思いますが、認知心理学では人の認知というものをコンピューターと同じようなものとして考えます。

 

コンピューターは非常に複雑な作りをしているものですが、その中では数々の情報処理がなされています。例えば、インターネットでキーワード検索をする際でも短時間でかなりの情報処理がおこなわれているのです。人間もコンピューターと同じように、何かを認知するときにはそこで情報処理がおこなわれているものと考えるのです。

 

包丁を見たときに「これは危ないものだから丁寧に扱おう」と認知する場合、そこでは過去の情報を引っ張り出してきて、目の前の物事に対して情報処理をおこなっているのです。人が何かを認知するときには必ずこういった情報処理がおこなわれており、その情報処理について研究するのが認知心理学ということになります。

 

 部分ではなく全体を見ることが重要だと考えるゲシュタルト心理学

 

ゲシュタルト心理学についてですが、ゲシュタルト心理学というのは簡単に言ってしまえば部分ではなく全体を見ることが重要だと考えている心理学になります。よく音楽が例えられるのですが、いくつかある内のひとつの音だけでは音楽として認識することはできません。しかしながら、いくつかある音を全体としてとらえると音楽として認識できるようになるのです。

 

今では人の心と体が深い関係性を持っていることは当たり前のように知られていますが、昔は心と体を区別して考えていました。全体ではなく、人の心という部分に注目していたのです。しかしながら、ゲシュタルト心理学では部分ではなく全体として見ることの重要性が強調されてきました。

 

当時としてはかなり突飛なことを言っていたのかもしれませんが、今の心理学の考え方があるのはまさにゲシュタルト心理学のおかげなのです。人の心と体をひとつの全体として見ていたからこそ、人の心と体の関係性というものが現在のように明らかになったのです。ゲシュタルト心理学は、心理学全体に大きな影響を与えたひとつの学問であるといっていいのではないでしょうか。

 

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