行動療法って何?

 実際に行動して、問題ないことを確かめる

 

行動療法って何?ということですが、行動療法というのは簡単に言ってしまえば実際に行動することによって、改めて問題がないということを確かめるものになります。というのも、「この行動をしたら絶対にこうなる」という思い込みを実際に行動することによって、「この行動をしてもこうはならないんだ」と知ることが大切なのです。

 

例えば、たまたま同じところで転んでしまったとします。同じところで転ぶという経験を何度も繰り返していると、「ここでは絶対に転ぶ」と思い込んでしまうものです。しかしながら、実際には気を付けていれば転ぶことはありませんので、誰もがそこで絶対に転ぶというわけではありません。

 

「ここでは絶対に転ぶからそこを通りたくない」という場合には、実際に転んだ地点まで行って絶対に転ぶわけではないということを知る必要があります。このように実際に行動に起こして、思い込んでいるような事実はないということを確かめるのが行動療法なのです。学習をし直すという言い方をしてもいいでしょう。

 

 いきなり目的地に行くのではなく、徐々に目的地に向かうことも

 

心に問題を抱えている方というのは、非常にデリケートです。効果的な心理療法であっても一歩間違えれば、症状を悪化させてしまうこともあります。行動療法のように実際に行動に起こしていく療法の場合には、その加減というものが大切になってきます。いきなり目的地に行くのでは、刺激が強すぎるということもあるのです。

 

症状の軽い方であれば、いきなり目的地に行くということも可能でしょう。しかしながら、その目的地に対して強いトラウマがある場合には、無理に向かわせると症状が悪化してしまうかもしれません。そういう場合には、徐々に目的地に向かわせるようにゆっくりと進めていくことが大切になってきます。

 

例えば、不登校になっているお子さんに対していきなり学校に行けというのは酷なものです。まずは外に出るところから始めて、通学路を歩き、学校の前にまで行く・・・そして、学校の中に入って保健室登校から1時間だけ教室での授業を受けるといった具合に少しずつ行動に起こしていくことが大切なのです。心の問題というのはデリケートですので、このようにじっくりと時間をかけておこなっていくことも重要なのです。むしろ、心の問題に対して早急な解決を求めないようにしましょう。

 

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